社員から見た企業の価値

 このホームページでは、「企業の強みの源泉が、社員のやりがいにある」ことを繰り返し、お伝えしてきました。今年10月の雑誌プレジデントでは、一橋大学大学院の守島基博教授が「なぜ日本の会社は働きがいがないのか」というテーマで、仕事のやりがいについて述べられています。今回は、この「働きがい」と社員から見た企業の価値について考えてみたいと思います。
 今日、ES(従業員満足度)に注目する企業が増えてきています。ESは、大きく「社員の働きやすさ」と「社員の働きがい」とから成り立っています。職場の物理的な労働環境や福利厚生の充実、経営の安定性などは、「社員の働きやすさ」に影響する代表的な要因です。一方、「社員の働きがい」は報酬や職位の向上などの要因に加え、社員から見た企業や職場の価値によって決ってきます。
 米国では企業価値の従業員による評価ランキングが公表されていますが、そのなかでも老舗のGreat Place to Work Instituteでは、従業員価値を決める軸として、つぎの5つを提唱しています。
 1.信用(責任ある職務を任されているか)
 2.尊敬(職務の遂行に必要なものが与えられているか)
 3.公正(学歴などに関係なく、公正に扱われているか)
 4.誇り(自分の仕事を誇りに思え、会社で働いていることを胸を張って伝えられるか)
 5.連帯感(人を歓迎する職場の雰囲気があるか)
 本ホームページが提唱していますインナーブランディング活動は、まさにこの従業員評価価値を高めることで、強い企業を実現する仕組みです。この考え方は、コーポレートレピュテーションが、消費者や投資家だけでなく社員も企業を評価する人として捉えていることとも共通しています。当社が提供する「インナーブランディング診断」でも、「あなたは自分の子供をこの会社に入れたいですか?」という質問を設定して、社員による企業の評価を把握しています。
 一度、上の5つの軸であなたの会社や職場を、評価してみられては如何でしょうか K

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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