インナーブランディングの進め方

大規模企業におけるブランド浸透の進め方

 最近では、製造業、サービス業、金融業など業種を問わず、多くの企業がインナーブランディング活動に取り組まれています。企業の中には、社員数が海外を含めると数万人に及ぶ大規模組織も少なくありません。その様な大規模企業でも、従来からの手法だけで社...  続きを読む

失敗しないブランドブックの作り方

ブランドの浸透活動に取組まれる企業が、必ず考えるのが「ブランドブック」の制作です。  これまでに、数多くの企業で作成され、社員向けに配布されたブランドブックを見てきました。どの制作事例も、ブックのデザインや形状、コンテンツの内容や写真、イラ...  続きを読む

経営トップのブランド構築への役割

 「ブランド構築は経営トップ自身が取組むべき仕事である」という認識は、今日では広く理解されるようになりました。確かに経営トップが強いリーダーシップを発揮したブランド構築活動は、社員の意識改革に絶大な効果があります。しかし、ブランド構築に取組...  続きを読む

(第8回)経営トップは積極的に参画を

「経営トップは積極的に参画を」  人間の習性として、社員は誰でも組織の上の人の言動を見ている。経営トップが、ブランド構築を社内の特定の部署に任せっきりにしている限り、全社を巻き込んだ活動にすることは到底望めない。トップ自らが活動のリーダー...  続きを読む

(第7回)誇りを持てる仕組みを構築

「誇りを持てる仕組みを構築」  今日会社の職場は、さまざまな新しいルールや規則の遵守、新しい制度への対応が求められている。管理職も担当者もこれらの対応に追われて、気持ちの余裕がなくなっている。そんな中、企業ブランド構築のための意識改革活動...  続きを読む

(第6回)バランス良い目標設定を

「バランス良い目標設定を」  企業の各部署には、担当する仕事の内容に沿って、達成すべき目標が与えられる。しかし往々にして、部署に与えられた目標が「顧客様の満足」に繋がらない事態が起きる。  数年前、自宅用のビデオデッキが故障したため、新し...  続きを読む

(第5回)お客様の笑顔を掴む

「お客様の笑顔を掴む」  強い企業ブランドを構築するために、「お客様のための行動」を社内外に浸透させるには、どうすればよいだろうか。ここでは、社員意識を顧客志向に変えていくために欠かせない2つのポイント、「仕事の価値理解」と「バランス良い...  続きを読む

(第4回)社員一人ひとりが役割を認識する

「社員一人ひとりが役割を認識する」  製品やサービスに高い価値を作り込むためには、幅広い職種の人々が、自らのブランド構築の役割を認識し、実行に移すことが必要だ。  真の顧客ニーズを読み取って他社に先駆けて製品化を行うのが、企画や開発設計部...  続きを読む

(第3回)ブランドは外側と内側両方で

「ブランド構築は外側と内側両方で」  企業にとってブランドは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」と並ぶ第5の経営資源と言われる。しかし、この経営資源は製品の中にも、会社のロゴやマークの中にもあるわけではない。それはブランドの正体が、消費者や...  続きを読む

(第2回)全業種の経営課題

「すべての企業に必須の経営課題」 「うちの業種には、ブランドなんて必要ない」と言われる経営者も多い。しかし熾烈な企業競争を生き抜くために、前述のサービス業に限らず、いま多くの業種でブランド構築が求められてきている。 照明器具や衛生器具...  続きを読む

(第1回)全員が当事者の自覚を

 企業ブランド構築における社員意識改革の必要性と進め方について、シリーズでにご紹介していきます。 (本編は著者が2008年7月に日経産業新聞のビズテク塾に連載した記事を元に、加筆修正して掲載しています) 「全員が当事者の自覚を持つこと」 ...  続きを読む

NUDAの法則(第4回)

 第3回に引き続き、当社がインナーブランディング活動支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。今回は、「NUDAの法則」の最後のステップ、ACTIONです。  社内でのブランド浸透も第1ステップであるN(No...  続きを読む

NUDAの法則(第3回)

 第2回に引き続き、当社がインナーブランディング活動支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。今回は、「NUDAの法則」の第3のステップ、DESIREです。  社内でのブランド浸透も第1ステップであるN(No...  続きを読む

NUDAの法則(第2回)

 第1回に引き続き、当社がインナーブランディング活動支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。今回は、「NUDAの法則」の第2のステップ、UNDERSTANDです。  社内でのブランド浸透の第1ステップである...  続きを読む

NUDAの法則(第1回)

 当社が永年のインナーブランディング活動支援の中で構築し、ご支援先の企業での支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。  インナーブランディング(インターナルブランディングとも呼ばれます)活動を進められる企業...  続きを読む

成果主義の功罪

 インナーブランディング活動を全社的に展開していく中で必ず課題になるのが、「個人の業績評価とブランド構築活動との関係」です。  インナーブランディング活動は、ブランド構築をマーケティングなど特定の部署の仕事と考えることなく、全社的な取り組...  続きを読む

ペルソナ戦略

 最近、マーケティング分野でペルソナが新しい方法論として注目されています。  ペルソナとは、劇や小説の登場人物を意味することばで、製品のデザインやソフトウェア開発の要件定義などで、ユーザの具体的な姿や利用方法をイメージしやすくするため、ユ...  続きを読む

企業不祥事を防ぐ

 食品や建材、マンションなど、一流企業と思われていた企業を舞台とした信用失墜のニュースが、毎日の様に報道されています。  その中には経営トップ自らが指示して不正を行っていたという、「言語道断」のケースもありますが、社長からすれば「俺は聞い...  続きを読む

ブランドとルール遵守

 一瞬にしてブランド価値を失墜させてしまうようなニュースが最近も次々と報道されています。 原子力発電の安全性の問題、食品の衛生管理の問題、保険の支払いの問題などなどです。よくメディアで、「俺は聞いていない!」という経営トップの発言が流され...  続きを読む

ブランドの原点はやはり品質

 色々な企業で実施させて頂いていますブランディングに関します社員研修の中で、「ブランド構築に一番大切なものは何だと思いますか」という質問をよく出します。 回答は、  ①ブランドイメージを伝える社外への露出戦略  ②製品やサービスの内容と品...  続きを読む

ブランドに役立つ社員研修

 最近、「ブランドコンセプトをうまく社員に伝える研修はないか」というお問合せを頻繁に頂戴します。今回は、一旦出来上がったブランドコンセプトを活かすための社員研修について、ご説明します。  社員向けのブランド研修の目的をどのようにお考えでし...  続きを読む

メトリクス

日本語では評価基準のこと。業務改革でも意識改革でも企業の活動として取り組む場合には、活動の成果を測り効果を確認することが求められます。 サプライチェーンマネジメントの世界では、業務改革の成果を測るための共通の評価基準(メトリクス)の整備が...  続きを読む

ブランドブックとは

起源 ブランドブックは、社員に企業ブランドの価値や目指す姿を理解させるために、ブランド構築活動の中で作成される社員向けの小冊子です。社内ポスターや社員向けブランド研修とならんで、インナーブランディング活動3種の神器と位置づけられています。 ...  続きを読む

他の業務改革にない魅力

日経情報ストラテジー6月号の中でインターナルブランディングに関連して「他の業務改革にない魅力」についてコメント致しました。今回はその内容についてご説明します。 「日本の企業の生産性はブルーカラーでは世界屈指だが、ことホワイトカラーとなると世...  続きを読む

社員研修との違い

4月のインナーブランディング研修会で、出席者の方から「インナーブランディング活動と社員研修との違いは何か?」とのご質問を頂きました。 両者の一番の違いはその効果が及ぶ社員の範囲の違いです。「社員研修」では研修に参加した社員が、その研修の効果...  続きを読む

管理職の役割

第1回インナーブランディング研究会で「インナーブランディングを進める企業では、管理職の役割はどう変わるのか?」とのご質問を頂きました。当日、フォードでの組織改革のビデオもご覧頂きましたが、今日の内容はこれからの管理職の役割についての私見です...  続きを読む

ブーメラン効果

企業がメディアを使って行う広告宣伝活動は、顧客や取引先に対して企業や商品・サービスの価値を訴求するだけでなく、企業の社員の意識に対しても働きかけ、ブランド価値を高めるための社員の行動を引き出す効果があります。この様な社外向けの訴求活動が、社...  続きを読む

ブランドブックについて

インナーブランディング活動の代表的な成果物として、活動の内容をわかりやすく解説したブランドブックがよく作られます。 インナーブランディング活動を実施した企業の事例で、綺麗に仕上がった社員向けのブランドブックを見せて頂くことが良くあります。...  続きを読む

顧客の声を引き出す楽しみ

企業が存続し続けられるは、その時代時代の顧客の期待をいち早く掴み、提供できるかに掛かっています。 街で買った商品のパッケージを裏を見ると、必ず「顧客様相談室」の電話番号が書いてあります。 私もパソコンが自分ではどうにも対処できないトラ...  続きを読む

ブランド作りは消費者教育から

良い商品の価値を認めてもらうことがブランド構築の出発点です。それではその方法とは? いくら自社の製品やサービスの実体としての価値を高めることができても、それを選んでいただく消費者に良いものと悪いものとを見際まえる目がない限り、本当の意味のブ...  続きを読む

ブランドの個人目標と成果主義

インナーブランディング活動を進めると社員ひとりひとりの目標作りが必要となります。今日はこの目標と成果主義との接点について... 先週発売の日経情報ストラテジーに「成果主義の失敗を乗り越えて」という特集が載っていました。いろいろな会社の社員の...  続きを読む

インナーブランド意識の偏差値

企業のブランド価値を支える社員意識の偏差値を調べる方法をご紹介します。 企業や商品のブランド価値を測る手法は、広告代理店などから複数提案されています。これらはいづれも、ブランド価値の高低を社外の視点から評価しようとしています。 一方、ブラ...  続きを読む

和を以って貴しと為す

和を以って貴しと為す。聖徳太子の十七条の憲法の第一条です。今日は人間とコンピュータの和についての一考です。 大学時代の研究テーマとして、ヒトとコンピュータとのインターフェイスのあり方について実験をやったことがあります。キーボードを介したコ...  続きを読む

ブランドメッセージの社員への浸透

ホームページなどで社員が共有するブランドメッセージを掲示している例を見掛けます。しかし、社内での本当のブランド構築はその後なのです。 定められたブランドメッセージをカードにして社員に携帯させたり、朝礼で唱和して浸透を図るケースがよくありま...  続きを読む

インナーの定義

インナーブランディングをお読み頂いた方から感想を沢山お寄せ頂いております。その中から、今日はインナーの定義について 拙書インナーブランディングのサブタイトルが、成功企業の社員意識は...としているところから、インナーブランディングでいうイ...  続きを読む

インターナル・マーケティング

 インターナル・マーケティングは、インナーブランディングやインターナルブランディングと同義語です。インターナル・マーケティングの定義をみますと、「インターナル・マーケティングは社員を顧客と捉える哲学であり、彼らのニーズに合った仕事と製品を形...  続きを読む

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