ベトナム料理店の顧客満足度

商品サービスの価値を上げるも下げるもインナー次第です。今日は「さすがー」と感心した好事例を紹介しましょう。
東京では何年かぶりに本格的な雪となった土曜日、家族で昼食を取りに代官山のベトナム料理店に行きました。雪の中を歩いて来て身体も冷え切っていましたので、ランチコースの最初のメニューのスープには皆「あったかさ」を期待していました。
ところがそこで出てきたスープ、味は悪くないのですが「ぬるい」。見事に期待を裏切られてしまいました。ウエイトレスが食器を片付けるときに、「味は良いのに、すこし醒めていて残念」と伝えました。ベトナム人の若いウエイトレスは申し訳なさそうな顔をしていました。
ランチのコースがそろそろ終わる頃、フロアのチーフらしいウエイターが席に大皿の料理を運んできました。そのお店の自慢料理なのでしょう。確かに美味しい。スープが醒めていたお詫びなのだそうです。テーブルの話題は「これは美味しい。こんど来たらこれも忘れずに頼もう」という次回来店時の期待に変わってしまいました。
「災い転じて福となす」顧客の不満を期待へと変えてしまう。この店のチーフ、「なかなかやるなー」。あのベトナム人の若いウエイトレスから話を聞いて、即座に適切な顧客対応を判断した訳です。チーフも偉いが、若いウエイトレスへの教育もしっかりしている。お店の価値は、まさにインナー次第だと実感しました。
あなたの会社では、顧客の苦情は即座に上司まで届いていますか? K

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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