コマツのインナーブランディングの実際

コマツのブランドコミュニケーションのお話を聞きました

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 大リーグの松井秀喜選手、柔道でオリンピック連覇の谷本歩実選手のCMでおなじみのモノ作りの世界企業コマツのインナーブランディング活動のお話を、企業研究会のセミナーでお聞きました。
 コマツでは、企業イメージを形成する要素として、次の3要素を考えているそうです。
 1.顧客に提供される「商品」「サービス」
 2.企業実績である「売上高」「利益」「財務体質」
 3.企業情報である「トップ経営陣が示すポリシー」「社員」「社会活動」
 BtoB比率100%の同社では、社内ではあえて「ブランド」の言葉は使わずに、企業イメージを高めるための諸活動を積極的に実践しており、我が国における企業イメージの代表的な指標である「日経プリズム」で2年連続の首位に輝いています。
 離職率1%を切る同社の社員向けのインナーブランディング活動は、表彰制度、人事制度、QC発表、福利厚生など広い人事施策を組み合わせて進められていますが、その中でも注目なのが徹底した「社員のための広告宣伝活動」でしょう。
 1台数十億円する様な巨大ダンプトラックや松井選手を登場させたコマツのTVコマーシャルは、とても印象的なCMのひとつですが、BtoB企業の同社ではこれらの広告宣伝活動の主な目的を「社員の意識付け」と「お取引先企業と営業マンとの話題作り」と考え、「松井が打つと、日本が笑う」などのユニークなコピーで視聴者を楽しませてくれています。
 そんなコマツのブランド構築の狙いを伺いますと「コマツがいないと困ると言うお客様を作る」ことだそうです。まさに、企業ブランド構築の王道だと感じました。
 ところで「あなたの会社が居ないと困るお客様は、どれくらい数え上げられられますか?」 K

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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