労働組合とブランド構築

 企業の労働組合とブランド構築とお話しますと、一体どんな関係があるのだろうと不思議に思われる方が多いと思います。今回は、実際に当社が最近支援させて頂いた「労働組合ブランド構築」についてご紹介します。
 近年の企業内労働組合の地盤沈下については、今更お話するまでもないと思います。かっては盛んでした春闘という言葉がニュースになることもめっきり少なくなりましたし、リストラを進める経営者に対して、労働者の権利を守る立場にある労働組合の力が弱まってきている事実は否定できない事実です。
 しかし、今日の様な雇用環境が厳しい折りほど、本来は労働組合が知恵と力を発揮すべきタイミングだと、捉えることもできると思います。
 そんな中、若手社員の組合離れの流れを止めるための取り組みとして「労働組合ブランド」の構築を進められている組合があります。ブランド構築といいましても、ブランドを構築すべきターゲットは消費者ではなく、社内の組合員です。組合員の労働組合活動に対する期待を高める、組合活動への積極的な参加を引き出すことが、「労働組合のブランド構築」の目標です。
 ブランド構築の原点は、いつでも顧客への理解向上、つまり顧客をもっとよく知ることです。労働組合ブランド構築も同じです。組合員が考え方や価値観、ライフスタイルなどを、よく理解することで、組合員にとってもっと価値のある労働組合の姿を描くことができるようになります。
 当社が支援しました労働組合のブランド構築では、まずはじめに社員からのアンケート結果を元に、「組合員ペルソナ」の制作を行ないました。そして、そこから見えてくる組合員の 人物像に視点から、従来になかった視点で組合に求める期待を構想し、具体的な活動施策を立案することができました。
 貴社の労働組合の活動に対する社員の期待感は高まっているでしょうか? K

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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