NUDAの法則(第3回)

 第2回に引き続き、当社がインナーブランディング活動支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。今回は、「NUDAの法則」の第3のステップ、DESIREです。
 社内でのブランド浸透も第1ステップであるN(Notice)で存在を知らしめ、次の第2ステップのU(Understand)で、内容の理解が進むと、いよいよ社員によるブランド価値実現の行動が求められてきます。しかし、社員のブランド構築への理解を、実際の行動に結びつけるためには、もうひとつ足りない何かが必要なのです。
 小さい時によく読んだ「ピーターパン」の中で、子供たちが飛べるために必要な「ダスト」を妖精に掛けてもらう場面がありました。インナーブランディングでも同じです。その「ダスト」がD(DESIRE)、すなわち社員のブランド構築に対する欲求です。
 この欲求は、「やる気」と考えても良いと思います。自社のブランド構築に対する自分達の行動の必要性が理解できたならば、あとは社員の背中を押してあげる動機付けを行う段階です。しかし、この動機付けがNUDAの4つのステップの中でも、一番難しい段階でしょう。
 経営トップや職場の上司のリーダーシップを示すことは、この段階でも大切な要素です。それに加えて、大切な要素はブランド構築活動への参加に「楽しさ」を盛り込むことだと実感しています。良い貢献をした社員を仲間同士で褒め合うこと、社内でのイベントでの表彰式など、活動に楽しさを加えることは工夫次第でいろいろ考えられます。
 当社がインナーブランディング活動を支援する時にも、この「楽しさ」を一番大切な要素として考えます。その中で「お客様の喜ぶ顔」を社員に見せることが、非常に有効となります。
 次回は、「NUDAの法則」の第4のステップ、ACTIONについて、ご紹介する予定です。

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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