和を以って貴しと為す

和を以って貴しと為す。聖徳太子の十七条の憲法の第一条です。今日は人間とコンピュータの和についての一考です。
大学時代の研究テーマとして、ヒトとコンピュータとのインターフェイスのあり方について実験をやったことがあります。キーボードを介したコンピュータの操作で、人が間違いを犯し易いケースはどこかなどを探っていました。その結果分かったことのご紹介はまたの機会に廻すとしまして、私の学生時代から30年余りが過ぎた今の、ヒトとコンピュータの和について考えるとお寒い状況だと思います。
皆さんが毎日お世話になっているQWERTYキーボード(ご存じないかたはキーボードの文字を左上から読んでみてください)の配列が、タイプライターのメカの都合で、人の入力スピードが上がり難い配列となっている経緯をご存知の方は多いと思いますが、今でもこれを改良される動きはありません。(OASYSキーボードでの日本語入力は本当に楽でしたよね)
それと昨今のERP導入でよく言われる「全体最適のためには、現場での入力効率の低下は我慢させろ」との論調。一体人間が主なのか、コンピュータが主なのか分からない状況です。
コンピュータリテラシーの向上による人のコンピュータへの歩み寄りは必要ですが、コンピュータ側からの人への歩み寄りがこれからもっと重視されてよいと思います。
「和を以って貴しと為す」、すべての活動の基本です。

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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