他の業務改革にない魅力

日経情報ストラテジー6月号の中でインターナルブランディングに関連して「他の業務改革にない魅力」についてコメント致しました。今回はその内容についてご説明します。
「日本の企業の生産性はブルーカラーでは世界屈指だが、ことホワイトカラーとなると世界の中でも相当見劣りがする」...十年ほど前によく新聞や雑誌で取り上げられた話題です。それでは、その実態はどうなのでしょうか?
業務改善の世界には「測定されないものは改善されない」という名言があります。 収率や歩留まり、単位時間あたりの生産量などブルーカラーの生産性は指標で計測し、他と比較することが容易です。一方、ホワイトカラーの生産性には、各企業に共通するような数値化できる指標があまり見当たりません。ホワイトカラーの業務改善に取り組む時、なにを目標にするかが、改善活動を成功させるためのポイントです。
インナーブランディング手法は、「お客様の期待に応えること」に、すべての社員や関係者が力を合わせる活動です。活動に参加する立場に、ブルーカラーもホワイトカラーの別はありません。企業がお客様に約束する「期待」を実現するために、すべての立場の人間が知恵を絞って自らの目標を設定し、その実現を目指します。
インナーブランディング活動が楽しい改革改善活動と呼ばれる理由は、上から強制されるのではなく、自分で目標とやり方を考えられる「自由度」と、そして努力の成果が「お客様の笑顔」として返ってくることにあります。
皆様も日頃の業務活動の中で、「自分の工夫がお客様の笑顔に繋がった経験」をお持ちだと思いますが、それこそインナーブランディング活動の楽しさそのものなのです。 K

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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