食品や建材、マンションなど、一流企業と思われていた企業を舞台とした信用失墜のニュースが、毎日の様に報道されています。
その中には経営トップ自らが指示して不正を行っていたという、「言語道断」のケースもありますが、社長からすれば「俺は聞いていない!」という経営トップとして何とも情けないケースも少なくありません。
どうすれば、このような企業不祥事の発生を未然に防ぐことができるのでしょうか?
教科書的に考えれば、企業統治やコンプライアンスの徹底という「北風政策」が思い浮かびます。しかし、不祥事発生の真の原因を見極めないで、発生する現象の規制ばかりを進めますと、「ルールだらけの会社」になってしまい、せっかくの企業活動の活力まで規制されてしまいます。
企業不祥事の真の原因は、社員の「愛社精神」や「会社へのロイヤリティー」の欠如ではありません。その第一は事業を通した企業目標や個人目標と、「社会が企業に求める価値」とのベクトルの不一致です。これに、お客さまの声を真摯に受け止めようとする企業の姿勢や、社内の上下左右のコミュニケーションの不足が、事態に拍車を掛けてしまいます。
当社が推奨しています「インナーブランディング活動」は、今日の企業不祥事発生を防ぐため、真の原因にスポットライトを当てて、これを解消していく「太陽政策」です。
企業のブランドを失墜させる一番の敵は社外にはありません。社員の意識や日頃の行動の中にこそ、企業の信用を一瞬にして失わせてしまう敵が潜んでします。
インナーブランディング活動は、企業ブランドの基本である顧客や市場からの信頼獲得と強化を目指した「社員意識からのブランド構築活動」です。昨年あたりから米国でブランド戦略と人事戦略を融合させた取り組みとして注目され、P&G, SouthWest, Yahooなど多くの著名企業で採用され効果をあげています。
貴社のリスク管理施策の一貫として、検討されては如何でしょうか? K
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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]
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