ペルソナ戦略

 最近、マーケティング分野でペルソナが新しい方法論として注目されています。
 ペルソナとは、劇や小説の登場人物を意味することばで、製品のデザインやソフトウェア開発の要件定義などで、ユーザの具体的な姿や利用方法をイメージしやすくするため、ユーザ像、顧客像をより具体化するために利用されています。
 マーケティングでペルソナを考えるためには、顧客ないし見込み客の属性データの収集からスタートします。そのために、顧客へのアンケートや街頭やインターネットでの調査などが実施されます。その様にして、得られた定量的、定性的なデータをベースにして、ペルソナのプロフィールを作成していきます。この中には、考え方やエピソードそして3Dで制作した顔写真など、通常の顧客や市場調査では触れない内容も盛り込まれます。このあたりが、ペルソナ戦略の特徴的な部分です。
 顧客をイメージさせるペルソナの効果には、部署間で開発や営業方針のベクトルを一元化できることや、顧客の立場に立った発想がしやすくなることなどがあります。
 このようなペルソナ戦略は、インナーブランディング活動にも有効に活用できます。その場合、顧客ではなく「理想の社員像」をペルソナとして作成します。考えかた、エピソード、信念、技能など、顧客に対して高い価値を提供することのできる「理想の社員像」をペルソナとしたイメージ化し、新人研修やOJT、若手指導などの共通目標とすることができます。
 社員ペルソナは全社で一体でも、職務毎にそれぞれ制作しても良いでしょう。
 ところで、あなたは貴社の社員ペルソナとして、相応しいですか? K

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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