NUDAの法則(第2回)

 第1回に引き続き、当社がインナーブランディング活動支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。今回は、「NUDAの法則」の第2のステップ、UNDERSTANDです。
 社内でのブランド浸透の第1ステップであるN(Notice)を、学期はじめの教科書の配布だと考えますと、第2ステップのU(Understand)は、実際の講義での教科書の内容説明に例えることができます。
 よく「苦心して、わかりやすいブランドブックを作ったのだから、読んでくれない訳がない」と思いがちですが、一般社会で言われます「活字離れ」は企業の中でも相当深刻です。ただ配布しただけでは「絵や図の部分位は、ざっと目を通してくれた」程度に考えるべきでしょう。
 そこで必要になってきますが、ブランド浸透のための社内授業の開催です。企業の中で授業形式で実施するとすれば、人事部などが主催する研修が思い浮かぶと思います。しかし、それ以外にもブランドの授業の機会は、いろいろな形で実現できます。
 開催しやすいブランド授業の形式は職場ごとの形態で異なります。本社や工場などの多くの人がまとまって働く職場でしたら、定期的に全員をあつめた会議や朝礼の様な機会を使うことがよいでしょう。しかし、支店や出張所など遠隔地で人数も少ない職場ですと、ブランド担当者がすべての拠点に出向いて説明するわけにも行かないと思います。
 その様な場合には、ブランドブックの内容をかみ砕いた解説用の瓦版などを定期的に発行するとか、社内のWEBなどに掲載する、またメールマガジンを発行するなどの工夫も必要となります。
 次回は、「NUDAの法則」の第3のステップ、DESIREについて、ご紹介する予定です。

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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