NUDAの法則(第4回)

 第3回に引き続き、当社がインナーブランディング活動支援の理論的なベースとしております「NUDAの法則」についてご紹介します。今回は、「NUDAの法則」の最後のステップ、ACTIONです。
 社内でのブランド浸透も第1ステップであるN(Notice)で存在を知らしめ、第2ステップのU(Understand)で内容の理解が進み、第3ステップのD(DESIRE)で社員の動機付けの環境が整いますと、社員によるブランド価値実現の行動は自然にスタートします。
 これらの社員一人ひとりの行動は、はじめから目立つ形では現われません。まずは、これまでと同じ日常の業務活動を進める中で、ブランド構築に対する意味を確認することから始まります。しかし、この意識が定着しますと、少しずつですが社員の行動や表情に変化が表れます。
 「忙しいと誰も出たがらなかった社外からの電話に、みんなが競って出るようになる」ですとか、「製品を梱包する作業で、箱を開けたときの見場を良くすることにこだわり出す」といった小さな変化かも知れません。しかし、こんな小さな変化の1つひとつでも全社で積み上がると、大きなパワーを発揮してくれます。
 ACTIONの段階では、経営トップや職場の上司のリーダーシップがまた重要になります。日常業務の中での小さな「ブランド貢献」に気を配って、良い貢献をした社員が居ればドンドン褒めてあげて下さい。社長の小さな一言が、現場の「やる気」を引き出し、大きなこだまとなって帰ってきます。
 現場の小さな貢献の結果は、「お客様からの声」としても帰ってくる筈です。このお客様の声を社内にフィードバックする仕組みを、是非作って下さい。その声こそ、あなたの会社のブランドそのものなのですから。
 <この項 完>

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投稿者:KAINOSHO [ 管理者編集 ]

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